みをつくしのひとりよがり

2022/08/10にブログ名を変えました.仕事や生活に役立ちそうな(実際に役立つかは別として)数学・物理ネタをつらつらと書いていこうと思ってます.

センタ試験まで

3週間ちょっとになりました。

 

2013年の数学と物理

は、質も量も大変な内容でしたね。わたしも解いていて、なんじゃこりゃという印象でした。

  • 数学に関しては、同じ分野の問題でもそれぞれに「ひとひねり」が施されている感じでした。一番の話題は、数学的帰納法でしたね。
  • 物理については、グラフや大小関係といった「現象に対する物理的な理解」が多かったと思います。立式に重きをおいて単に公式を計算して答えを出すという解き方をしていた人には厳しかったのかもしれません。

 

出題の予想なんぞはできませんが、まずは数学

数学に関しては、問題文にとらわれ過ぎないことが大事なのかなと思っています。センタ数学は誘導式の問題の典型ではありますが、逆に文章の流れが強すぎるため、下手に問題文の誘導に従おうとすると、流れに飲まれ、深みにはまってしまう印象があります。

グラフや図が必要であれば描く、問題文から問われているものは何かをとらえることが大事だと思います。条件などはきちんと文章から読み取ることは必要ですが、それ以上に問題文にヒントを求めるのは危険かとも思います。

円と図形(数学IA)の問題は、なんでもかんでも余弦定理・正弦定理というのではなく、円周角と中心角、そこから導かれる相似、ピタゴラスの定理(円の直径が出てきたら特に)といった中学数学の知識を用いることも多いので、そういうクセを過去問題・対策問題を解くことでつけておくことが大事だと思います。

まさか今年は「背理法」ってことはないとは思いますが・・・(素数は無限に存在することの証明とか?)

 

物理は

図が描かれていることが多いので、問題の状況自体は正しくイメージできるかと思います。物理量(速度の大きさや距離、時間といった量)を選択する問題では、迷わされやすいところではありますが、個人的にはあまり迷わない方がよい(直感を信じる方がよい)印象があります。問題数をこなしていけば、ある程度答えの形も印象に残っていることもあると思います。

グラフや大小関係を問う問題は、公式を単に式として覚えているだけでは答えにくい問題だと思います。その公式が示している物理現象・状況を理解している必要があります。電磁気の問題であっても、意外と「重力」が影響を及ぼしていることも多いです。

 

 

試験の範囲としてみれば、2次試験はセンタ試験を包含していますが、試験の性質自体がまったく異なるものです。頭を慣れさせておくことも、時間内に回答するための大事な要素だと思います。まだ 2次試験対策をしている人は、一度センタ対策に切り替えてほしいです。