改めて,問題は「2019は 2つの平方数の和とはならないことを示してください.」でした.
平方数の性質を知って入れば難しくないですね.ちなみに,わたしが高校生のときは,この単純な性質はあまり意識したことがなかったように思います.
では,解法を.
- 偶数の 2乗は 4の倍数()であり,奇数の 2乗は 4の倍数+1()となります.
- 2019は奇数なので,2数の和となるのなら (偶数)+(奇数)の形をとるはずです.
- 偶数の 2乗と奇数の 2乗の和は,4で割ったあまりが 1になります.
- しかし,2019を 4で割ったあまりは 3です.
- ということで,2つの平方数の和とはならないことがわかります.
4で割ったあまりを考えればいいというだけでした.
なので,がすべて平方数にならないことを調べるという力技(Excel使えば力はいらない)もあるにはあります.
2019は,もっと多くの平方数の加減だったり,3つの立方数の和で表すことができるそうです.格子点の問題(を満たす自然数の組はいくつ?みたいな)のも考えてみてもいいかもしれませんね.(こっちを取り上げた方がよかったかな...)
あと,何気に気になっているのが「3が合同数でないことの初等的な証明」です.どなたかご存じないですか?
兎にも角にも,まずはみなさま,よいお正月を.